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アーサー・C・クラーク スペース オデッセイ [宇宙]

アーサー・C・クラークは、死とは無縁だと、
どこかで感じていたが、やはり彼にも死は訪れたのだった。
願わくは彼の精神が、宇宙の彼方を旅するように。

アーサー・C・クラークの、その明るくて落ち着いた、語り口が好きだった。
そのSF小説を読みことで、宇宙を飛び回るような楽しい時間をどれ程、頂いたことか。

また急に、アーサー・C・クラークの本が読みたくなった。
段ボール箱から取り出してきて、並べてみると、無性に懐かしい。
得に好きだった本は、
『幼年期の終り』(異星人の姿にびっくり。そして、圧倒的な結末)
『都市と星』(読んだ時、とんでもなく凄いものを読んだと思いました。)
『乾きの海』(昔聞いたNHKラジオドラマ FMアドベンチャー、
       月面で遭難するセレーネ号に乗り合わせたかの様な臨場感。
       ハラハラどきどき、楽しかったなぁ。)
『宇宙のランデブー』(1しか読んでいないですが、最後の一行が意味深です。)
『楽園の泉』(宇宙エレベーター最高です。)
『2001年宇宙の旅』のシリーズ(2061年宇宙の旅が結構好きだった。誰か映画化しない?)
『過ぎ去りし日々の光』(とっても面白かった!お薦めです。)

今日、ニュースを見ていたら、NASAが土星の衛星タイタンの地下に、
水とアンモニアでできた広大な海が存在する可能性があると発表したことを知った。

http://www.nasa.gov/mission_pages/cassini/media/cassini-20080320.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000054-jij-int

アーサー・C・クラークは、一足先に、確かめに行っているかも知れない。

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コメント 4

おきざりスゥ。

そうですねクラーク博士は死ななそうな感じでしたね。
大津波の時には心配したけれど逆にアレでも大丈夫だったのだからって思ってしまって(笑)
っゆーか博士フィリピンになんか住んでなさそうに思ってましたよ~
宇宙ステーションか木星か(あ、木星の衛星か?)恒星間航宙船の一等客室かなんかで執筆してそうでした。
幼年期の終わり…1部の最後の仕掛けに唸りカレルレンの優しさ上帝種族の切なさに胸を打たれ上霊たちのダンスシーン(でしょう?ある意味あれは壮大な…)に肌を粟立てたものでした。

カーボンナノチューブの開発で軌道エレベーターも机上の空論ではなくなってきました。
その実現をクラーク博士はHAL9000とワームカムで見るかもしれませんね。
by おきざりスゥ。 (2008-03-22 02:01) 

miron

☆スゥさん、返事遅れてすみません。(遊びに行っていたもので。)
博士のお住まいはスリランカですが、本当に宇宙に住んでいたみたいでしたね。津波のことは起こる前に、本に書いていたようです。
(本当にこの人は宇宙人だ!)
http://miron.blog.so-net.ne.jp/2005-01-15

>幼年期の終わり…1部の最後の仕掛けに唸りカレルレンの優しさ上帝
>種族の切なさに胸を打たれ上霊たちのダンスシーン(でしょう?ある意
>味あれは壮大な…)に肌を粟立てたものでした。

こんなに共感できる書評は、初めて読みました。
とはいいつつ随分忘れてしまったので、もう一度読もうと思っています。

>カーボンナノチューブの開発で軌道エレベーターも机上の空論ではな
>くなってきました。
スゥさん文系かと思っておりましたが、お詳しいですね!
材料の進化で、いつの日か軌道エレベーターができると嬉しいです。
HAL9000は、クラーク博士のいい相棒になっているという発想もワンダフルです。HALいい奴なんですねよねぇ。

『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』の予告編をブログにアップしました。見えるかどうか分かりませんが、試してみてください。
http://miron.blog.so-net.ne.jp/2008-02-16-1


by miron (2008-03-23 09:06) 

seedsbook

クラークは私も好きで読んでいました。彼の存在はもう宇宙を駆け抜ける自由を得て探検に出かけているに違いないと思えますね。
by seedsbook (2008-03-25 17:15) 

miron

☆seesbookさん、こんばんは。あるいは、おはようございます。
丁度、先ほど、『幼年期の終り』の再読が終わり、ディーテールではいささか古くなった所がありますが、着想と表現は、ため息がつく程、素晴らしく、今回も圧倒されました。 
>彼の存在ははもう宇宙を駆け抜ける自由を得て
>探検に出かけている
そうそう、この記事では、こういう表現がしたかったんです。
彼の精神は、肉体から離れて、宇宙を駆け抜ける自由を得ているのでしょうね。『幼年期の終り』の子供たちのようにね。


by miron (2008-03-25 21:30) 

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