SSブログ

ノーベル賞 素粒子 [宇宙]

2009_0208ノーベル賞0008-3.jpg
「CP対称性の破れの起源の発見」でノーベル賞を受賞した、
益川先生と小林先生の講演を聴きに、名古屋大学に行きました。

講演では、小林先生は、丁寧に作られたスライドで、
ときには数式、実験成果のグラフを見せながら、
現在に到るまでの素粒子物理学の歴史について、
体系的に説明されました。

一方、益川先生は、スライドを使わず、
色々なエピソードを織り交ぜて、
「6元モデル」に行き着くまでの50年代後半から
70年代前半までの素粒子物理学の現場について、
生き生きと語ってくれました。

お二方の人柄と科学への愛情が、とても良く伝わってくる講演でした。

そして、素粒子物理学の歴史が、綿々と受け継がれて、
今日に到っていることも伝わってきて、感銘を受けました。

僕らが生きている間に、
質量の源であるヒッグス粒子が発見され、
四つの力(重力、電磁気力、弱い力、強い力)を
まとめた理論が完成するといいなぁ。

次は、誰が、何によって、ノーベル賞をもらうのだろう?

少し前の記事なので、ユーザ登録(無料)しないと、
読めないかも知れませんが、
以下のノーベル賞の記事は、とっても面白いです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20081226/181406/?bzb_pt=0

また、お二人の講演の前になされた、
山脇先生と、杉山先生の講演も、
素粒子という、一番小さなものが、
宇宙という一番大きなものの歴史に関わっている
ということが伝わってきて、面白かったです。

nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 2

コメント 2

アヨアン・イゴカー

根源の話、起源の話、原理の話、これらはいつになっても面白いですね。
by アヨアン・イゴカー (2009-02-11 19:57) 

miron

☆アヨアン・イゴカー様、こんばんは。
根源の話、起源の話、原理の話が面白いというのは、
まさしく、その通りですね。

宇宙を構成する物質と時間について、
人類は、ここまで解明してきているということに、深い感銘を覚えます。
by miron (2009-02-12 21:05) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。