!の効用について [村上春樹]
「新選組!」も後1回ですね。
最終回は楽しみだけど、終わるのが悲しい。。
三谷幸喜さん、出演者の皆さん、そしてスタッフの皆さん、
この1年、面白い番組をありがとう。
タイトルの中にある「!」について、
三谷さんは、勢いとか若さを表現したと、
テレビで言っていた記憶がありますが、
本当に、若くて勢いがある、素晴らしい大河ドラマでした。
さて、今年はアテネオリンピックの年でもありました。
村上春樹さんには、極私的オリンピック、シドニーの23日間
(村上さんは23て数字こだわってますよね)の本「Sydney!」があります。
このタイトルの中の「!」は、何を表現しているのでしょうか?
勢いや驚嘆でしょうか?
「Sydney!」には、取材に持っていったパソコンiBookが、
無くなり、新しく買い直した話が出てきます。
iBook(やiMac)と言えば、初代のボンダイブルーという色が有名ですね。
この本では、「ボンダイ」というのはアボリジニーの言葉で
「波が海岸に砕ける音」という意味であるとの説明があります。
ボンダイという言葉から、
海の青色と、白い砂浜が入り交じる、
美しい「海辺」の景色が目に浮かびませんか。
私が、持っている2001年1月20日発行の単行本の表紙には、
青空(ボンダイブルー)と、白い雲と、白いオペラハウスの曲線から構成された
美しい写真が使われています。
まさしく、iBook(初代)のデザインの様です。
そして、表紙に刻まれた、「Sydney!」の文字。
則ち、「Sydney!」の中の「!」とは、「i」のことでは、無いでしょうか。
「Sydney!」は、極私的(i)なオリンピックの本(Book)だから、
「iBook」に見立てているということなのかな。(逆かもしれませんが)
極私的な意見でした。。
【追伸】
上記写真を良く見ていたら、
新選組!のオープニングの青空と白い雲や、
新選組の羽織り(オペラハウスの屋根が、羽織りのキザギザに)見えてきました。。
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