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浦沢さんが見ている地平 [本]

ちょっと前ですが、ザ☆チャノミバで、
漫画家の浦沢直樹さんと、糸井重里さんの対談がありました。
http://www.tbs.co.jp/radio/tea/bk/20050308.html
(追記:残念ながら、このリンクは無くなったみたいです。)

この中で、私が印象に残ったのは、『20世紀少年』について、
糸井さんに、「あんなにいっぱい先の事、考えられないですよね。」と言われて、
浦沢直樹さんが、答えた次の言葉です。
「考えると言うか、何となく、ぼぉーと向こうの方に地平が見えている状態を続ける。
その近く迄いくと、その近くの風景がはっきり見えてくる。
そういう感じに近いです。」

創作の方法について、とても分かりやすく、的確に説明しているように思えて、深く感銘を受けました。blogの記事を考える際にも、参考になりそうですね。

さて、浦沢さんには、『20世紀少年』や『PLUTO』で、どんな地平が見えているのでしょうか? 私達には、それは作品が完結した時のお楽しみなんでしょうね。


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miron さん、こんにちは
興味深いサイトを紹介していただき、ありがとうございます。
浦沢氏のアトムの登場シーンを、はじめる前のラフデッサンの段階で描いているという話は、ゾクゾクしました。創作の現場というものは、きっとそういうものなのでしょうね。本当に面白かったです。浦沢氏が、作品の彼方に、どんな地平線が見ているのか、早く知りたいものです。
by (2005-05-15 16:13) 

miron

lapisさん、こんばんわ。私も、このサイトとっても楽しんだので、分かち合えて良かったです。アトムの登場シーンの話は、私もゾクゾクしました。
浦沢さんには、恐怖と悪夢の彼方に、微かな希望の明かりが昇っていく風景が、はっきりと(具体的に)見えているのでしょうね。
by miron (2005-05-15 19:41) 

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