セロひきのゴーシュ の絵本と絵葉書 [本]
今朝、新聞を読んでいたら、サエキけんぞうさんが、
「茂田井武美術館 記憶ノカケラ」を紹介されていた。
いわく、「本屋でなにげなく手にとって驚いた。
カワイサの魂の画集、店頭で夢中となった。」
僕も本屋で、チェックしようと思った。
しばらく前のことだけど、僕の子供が、小学校で、
友達に絵本をすすめるハガキを書いてきた。
ポストに出す前に、見せてもらったら、
宮沢賢治の「セロひきのゴーシュ」だった。
とても可愛い絵だね。と言うと、
学校にあった絵本を真似たんだ。と教えてくれた。
どんな絵本かと思って調べたら、
茂田井武さんが最晩年に作られた絵本だった。
この絵本も、本屋でチェックしないと。
子供の絵葉書を投函前に写真で撮っていたので、
載せて置きます。
「茂田井武美術館 記憶ノカケラ」を紹介されていた。
いわく、「本屋でなにげなく手にとって驚いた。
カワイサの魂の画集、店頭で夢中となった。」
僕も本屋で、チェックしようと思った。
しばらく前のことだけど、僕の子供が、小学校で、
友達に絵本をすすめるハガキを書いてきた。
ポストに出す前に、見せてもらったら、
宮沢賢治の「セロひきのゴーシュ」だった。
とても可愛い絵だね。と言うと、
学校にあった絵本を真似たんだ。と教えてくれた。
どんな絵本かと思って調べたら、
茂田井武さんが最晩年に作られた絵本だった。
この絵本も、本屋でチェックしないと。
子供の絵葉書を投函前に写真で撮っていたので、
載せて置きます。
茂田井武の挿絵は、姉も母も大好きで、子供の頃影響を大いに受けました。この『セロ弾きのゴーシュ』の絵本は、学研に勤めていた姉が買って来て兄弟達に読ませてくれました。茂田井武と言うと、岩波書店で出していた最初のグリム童話の挿絵を描いていました。残念ながら、この岩波のグリム童話集は1980年代に新版が出たのですが、その時の挿絵は、余りにモダンで、すっかり読む気をなくしてしまいました。
私は中学校から高校時代に童話を書いていましたが、その時自分の物語の挿絵は、茂田井武風に影をつけたものです。戦時中、絵の具がなくなった時、醤油を使って絵を描いたこと、形を覚えるまで何度も何度も同じ絵を描いたということを中学校時代に知って、画家と言うのはこうでなければならないと思いました。
by アヨアン・イゴカー (2008-10-26 22:39)
☆アヨアン・イゴカー様、ご丁寧なコメントありがとうございます。
茂田井武さんの絵をご家族の皆で愛していらっしゃったのですね。
『セロ弾きのゴーシュ』の絵本に、思い出がつながって素敵ですね。
『セロ弾きのゴーシュ』の絵本を今日仕事帰りに本屋で探したのですが、見つかりませんでした。また今度、大きな書店で探してみようと思っています。
醤油を使って絵を描いたとは、雪舟顔負けのエピソードですね。
少し調べたら、澁澤龍彦さんも手塚治虫さんも、
茂田井武さんの絵が好きだった見たいですね。
http://www.mars.dti.ne.jp/~ginka/takei/takeiprofile.html
茂田井武さんは、今年、生誕100周年ということで、
展覧会や、雑誌の特集に組まれているようです。
http://www.showanavi.jp/news/2008/10/post-109.php
http://www.moe-web.jp/magazine/now.html
残念ながら、展覧会には僕は、行けれませんが。
童話、どんなのをお書きになられていたのか、
ちょっと気になりました。
by miron (2008-10-27 21:20)
>澁澤龍彦さんも手塚治虫さんも、
これは武井武雄ですね。実は、私の母も、母の兄である画家の伯父も、私の家族も、皆武井武雄や初山滋が大好きです。大正時代、昭和初期の、あの西洋文明に対する憧れのある時代の文化は、独特の魅力があります。「青ノッポ赤ノッポ」は母からきいていて、白黒の漫画のような絵だけしか知りませんが、それでも武井武雄のあの独特な線は見事です。
by アヨアン・イゴカー (2008-10-29 00:01)
☆アヨアン・イゴカー様。
>これは武井武雄ですね。
ご指摘ありがとうございます。どこかで、リンク先を間違えていました。。
修正したいのですが、コメントはどう修正してよいかのか分からないので、この場で訂正します。
澁澤龍彦さんと手塚治虫のところは、武井武雄さんの頁でした。
武井武雄や初山滋の絵も素敵ですね。
昨日、大きな書店で、「茂田井武美術館 記憶ノカケラ」を発見し、早速購入しました。茂田井武さんについて、どういう人でどういう絵を描いた人が、やっと少し分かることができました。
色んな種類の絵がのっていますが、何と言っても、子供向けに書かれた絵が、とても素晴らしいです。物語を感じる絵がとても楽しいです。
美術作家の奈良美智さんや、翻訳家の柴田元幸さんらの寄稿文が収録されていて、これも読み応えがありました。
この本が、今、家にあることに、ささやかな幸せを感じています。
by miron (2008-10-29 21:10)
>友達に絵本をすすめるハガキを書いてきた。
素敵なお話ですね、そしてとてもお上手ですね。
武井武雄さんという方を私は知らないのですが、
アヨアン・イゴカーさまのコメントやmironさまのお返事を拝見して
作品を知ることが出来てうれしく思いました。
by Mercedes (2008-11-01 07:17)
☆Mercedesさん、こんにちは。
今日から3連休、気持ちが良い天気です。
子供の絵は、ここに載せるのは、嫌がって、
交渉が大変でしたが、褒めてもらえて、喜ぶと思います。
茂田井武さんと武井武雄さんは、名前に出てくる漢字が似ていて、
同じぐらいの時期に、同じように絵本の絵を描いていたので、
名前になれていなかったので、混同してしまいました。
しかし、このことで、
二人の素敵な画家を紹介できて、良かったのかナァ。
追伸:朗読者も読了。切なくて泣けました。
by miron (2008-11-01 11:15)