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BLUE PLANET [宇宙]

前回、雨と曇りの日が続くと書いたのに、
昨日から突然、暑い夏が始まった。

暑い夏が始まると、
地球温暖化が進んでいるのかなぁと思う。
そして、100年ぐらいすると、
地球はどうなるのだろうという気持ちになる。
間違いなく、地球はもっと暑くなっているだろう。

しか、同時に、
採掘できる石油がほぼ確実に無くなるだろうし、
原子力については良く分からないが、
天然ガスなどと同じく資源に頼るものは、
いつかは限りがあるであろうから、
持続可能なものとしては、最終的には
水力、風力、太陽光などの自然エネルギーだけになるだろう。

増えた地球の人口に対して、
エネルギーは圧倒的に不足し、
クーラーなどは贅沢品となり、
みんなで、団扇や扇子を扇いでいるかも知れない。
パソコンは、手回しハンドルで発電しているのかなぁ。
腕が鍛えられそうだ。

消費するエネルギーという観点からは、
22世紀にも関わらず、19世紀以前の生活に戻るであろう。
都市の利点は大幅に減少する。
都市化により、暑いだけである。
食料も無い、仕事も無い。
多くの人々は、涼しく、自給自足が可能な
田舎へと帰っていくかも知れない。

ガソリンで走る車は、無くなるだろう。
走る車の無い道路は、
子供たちの遊び場になるかも知れない。
そうなると安全な遊び場が増えて子供たちは喜ぶ。

残り少ないエネルギー資源の争奪戦の後、
大量のエネルギーを消費するアメリカ文明の時代も、
滅んでいった他の文明と同じ様に終焉を迎え、
イスラムも石油が発見される前の、
のんびりした時代に戻るかも知れない。

あるいは、こうした予想とは全く逆に、
派手な原子力時代や、
月のヘリウム3を採掘して、月で発電し、
マイクロ・ウェーブで地球にエネルギーを送電するような、
ことになっているのかも知れない。

とか、暑さでぼーとする頭で、SFぽいことなど、考えていたら、
日清のカップヌードルのCMが目にはいった。
大友克洋が参画しているFREEDOMのCMは、とってもカッコイイ。
こう暑くては、カップラーメンは食べる気は、しないが。
http://freedom-project.jp/
(↑とにかくカッコイイので一度観てみて下さい。)

CMに曲も使われている宇多田ヒカルのアルバム『ULTRA BLUE』
も最近良く聴いている。
今まで、彼女のアルバムは敬遠していたのだが、
このアルバムは、結構いいのではないかと思う。


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ニュートンの落書き [宇宙]

藤原正彦さんの著書『天才の栄光と挫折』や
『心は孤独な数学者』等にはニュートンの話がある。
その冒頭にニュートンの手稿にはtの横棒がいつも省かれているという
エピソードが載っている。
また、ニュートンが学生時代、
学校(キングス・スクール)のかべに彫った自分の名前の落書き
にもtの横棒が無いことが書かれている。

どうしてtの横棒がいつも省かれていたかについては、
藤原先生は、「ニュートンは怠け者だったんですね」という言葉で軽く流しているが、
私は、先生が伝えたかったことは本当はそうでは無かったのではと思っている。

これらの本は、ニュートンが幼くして、母と引き離されたことに焦点を当てている。
ニュートンの母親は、ニュートンの世話を自分の母親に託して、隣村の司祭と再婚し、
幼いニュートンは、2キロ余りしか離れていない教会に住む母親を思慕し続けたという。

そして、ニュートンは、
母親の暮らしていた教会の美しい尖塔を怨念を込めて眺めていたに違いないと書いている。

藤原先生は、ニュートンの生家を訪ねている。
そして、ニュートンが後年、聖職者になることを拒絶したり、
教会に必ずある十字架や聖人の遺品を
偶像崇拝としてしりぞけたりした原点は、この尖塔にあったのではないかと思った
と書いている。
尖塔が象徴する現状の堕落と、人類が堕落する以前の古代への憧れ、
その背景には、母の愛への渇きとそれを癒すものとしての神の声への探求があった
のではないかと考察を深めている。

これを読むと、ニュートンがtの横棒を省いていたのは、
尖塔への、十字架への拒絶があったのではないかと、伝えたかったのではと思う。
(tと書くと、十字架を書くことになるので)
そうだとしたら、子供時代からのニュートンの心の傷の深さが分かる。

但し、ニュートンの学校の壁への落書きは、写真によっては、
tの横棒は、かすかにあるように見える。
(もっとも古い落書きなので判別は難しいですが。)
また、ニュートンの
『錬金術の記号を解読するために作成リスト』の写真を見ると、
Saltという単語などにtの横棒ははっきりと見て取れる。
真実はどうなのかは誰にも分からない。

なお、Newtonのtの横棒を無しにしてNew Ionと書くと、
古代ギリシア、イオニア(Ionia)でターレスなどにより始まりアリストテレスに
受け継がれていった哲学(自然観察、学術的探求)を
Newtonが受け継ぎ、新たにしたことが表現されているようで、
興味深く感じる。

海辺で子供の様に、波とたわむれるニュートンの姿が目に浮かぶ。


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はやぶさに感動 [宇宙]

小惑星イトカワに着陸/離脱した「はやぶさ」について、
松浦晋也さんのブログL/D(http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/
をいつも楽しみに読んでいます。

昨日紹介してあった、以下の「はやぶさ」のフラッシュは、
心にしみる感動作です。未見の方はお薦めです。
はやぶさ、帰ってこい…
http://yu-net.info/swfup/viewswf.php/1749.swf

また、松浦さんのブログによると、
はやぶさのプロジェクトマネージャーである川口教授は、
12/14の記者会見で、はやぶさの意味について、次の様に語っている。

 塔を建ててそこへのぼってみれば新たな地平が見えるものだ。
 そのような塔を自ら建てるという意識を鼓舞したという点では、
 はやぶさには意味があると考えている。

何だか、先週書いたクラウスの話とだぶって、とっても嬉しいです。
昔まだ「はやぶさ」が計画段階のころ、1回だけ、
川口教授にお会いしたことがあります。
頭の良い方だなぁと思いましたが、記者会見等のやりとりも素晴らしいです。
「いや、私としてはまだ『負け』と思っていますよ。
何しろ今も、はやぶさは未完のミッションですから」
という言葉は名言だと思います。

そして、僕らは2010年の
はやぶさの帰りを待っています。


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プラネタリウムの組み立て〜ちょっと満足 [宇宙]

今日、この間買った学研の『大人の科学』(2200円)の付録の
「究極のピンホール式プラネタリウム」を組み立てました。
(あのメガスターの大平貴之さんの協力による付録だそうです。)

スイッチを入れて、部屋を暗くすると、とても美しくて、びっくりしました。
上手く撮影できなかったけど、こんな感じです。

大人の科学マガジン Vol.9 (9)

大人の科学マガジン Vol.9 (9)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: ムック


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空への返事 [宇宙]

5日前の15時55分、
私は、仕事を中断して、階段を登りはじめた。
普段は、その階段は登ることは無いが、その日には理由があった。
一番上まで着くと、扉を開けて屋上に出た。
屋上は25メートルプールぐらいの広さで、何も無く、がらんと開けていた。

丁度、西側に向かって立っていたので、目線より少し高い所に太陽があり、
光りが眩しかった。光りの周りは青空が広がっていた。
16時丁度に、ドイツでも、東京でも、新潟でも、
色々な場所で、同時に空を眺めている人たちのことを想った。

私は手を広げた。
静かな光に包まれ、身体の中まで光りに洗われるのが分かった。
大げさかも知れないが、恩寵ともいうべき、しあわせを感じた。

降りようと思って振り返ると、白い半月が浮かんでいた。

空からの挨拶は、以下にあります。
http://blog.goo.ne.jp/seedsbook/e/9ae631fde2a7513cbd62ac242e690b4f


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秋の日差しについて考えたこと [宇宙]

台風が去り、昼はまだまだ暑いものの、朝夕は涼しい風が吹き、
秋の日差しを感じる様になった。

秋の日差しは少し眩しく、目を細めると光が黄金色にきらきら輝いて見える。
日の光は、木々の葉からこぼれ落ち、建物の壁を暖かい色で染めあげ、
景色が美しく見えて、気持ちが良い。

地球の軸は、黄道面(公転面)に対する法線に対して、23.4度傾いている。
だから、地球が1年かけて太陽の回りをまわる間、太陽の光を受ける角度が変わり、
四季がうまれる。

季節で、太陽自体の色が変わる訳ではなく、
究極的には季節の差は、日差しの角度の差だけである。
それで、どうして日差しの感じ方はこれ程変わるのだろう。

学校で習ったけど、日差しが低いと、地面の単位面積当たりの日射量は減る。
だから、日差しが低いと涼しくなる。
また、太陽からの光は、地面に届くまでに大気中を長く通る。
そのため、波長の長い赤い光が届きやすく、秋の日差しは暖色に感じるのだと思う。
なお、朝日に比べて、夕日の光の方が水蒸気の多い空気中を通る為、
夕日の方がより赤くなりやすいらしい。
(そして空が青いのは、波長の短い青い光の散乱のためという。)

日差しの角度は、季節だけではなく、一日の中でも変化していく。
日差しの角度という観点からのみ考えれば、
夏の日に朝早く起きれば、まだ日差しの角度が低く、
秋の日の午前中と同じような、日差しの角度になる。
してみると、秋の日の日差しは、
部活なんかで早起きした、夏の日の早朝の日差しと同じなのかも知れない。

季節が変わっても、普通、我々の日々の生活の時間帯はそれ程変わらない。
だから、洗濯を干したり、通勤通学をしたりする時に、
すっかり日差しが変わったなぁと感じるのだろう。

季節により、日の出、日の入りの方向も変わる。
道路や建物は、東西南北を基準に作ってあり、日差しの方向や影の出来方が変わることも
季節による日差しの感じ方の違いに影響があるのかも知れない。

こうしたことが色々関係しているのだろうけど、
一つの生物として、日差しの変化を直接感じ、
秋の日差しを気持ち良く感じられることは、本当に素晴らしいことだと思う。
食べ物も美味しい季節になりますね。


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相対性理論とドン・キホーテ [宇宙]

時間と空間の美しい理論である、アインシュタインの特殊相対性理論が発表されて、
今年で100年になります。
この相対性理論が特集されているということで、久しぶりに雑誌Newtonを買いました。
特殊相対性理論と一般相対性理論の概要が、とても分かりやすい説明と、
美しくて分かりやすいイラストで説明されており、理解し易くて感激しました。

遥か昔、学生の頃、学生同士で集まって相対性理論の勉強をしたことがありました。
その時は、ローレンツ変換とかテンソルとかの数式に気をとられて、
本質的な原理を見失いがちでした。熱く議論しあったことは良く憶えているが、
正直な話、学生の頃はこの理論について良く分かっていなかったと思う。

社会人となって何年かした頃、相対性理論の本を暇つぶしに読み返したことがあり、
初めてとても分かった気になりました。
その時、根本にある原理(光の速さはいつも一定の速さであるという光速不変の原理と、
物理法則はすべての慣性系に対して同じ形であらわされるという相対性原理)さえ理解すれば、
特別な物理数学の知識は不要で、ほとんど幾何学のみで、理解できることに気付いたのです。
そして、時間と空間に対する認識が一変し、あの有名なE=mc^2の式が導くことができることが分かり、とても感激しました。(分かったのは、特殊相対性理論についてで、さすがに一般相対性理論ではつまずきましたが。笑)

しかし今では、その美しい思い出だけが残り、細かい導出は綺麗に忘れてしまっている。
今回Newtonを読んだので、また、久しぶりに相対性理論の本を読み返そうかなという気になっています。今度は、一般相対性理論も少し理解できたら良いなぁ。
これはかなり手こずりそうなので、読みたいとおもっている『半島を出よ』と、
もうすぐ出る『Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) 』を
読む時間が減ってしまうことが難点かな。
光速に近い速度で移動しながら本を読んで、時間をゆっくり進められると良いのですが。笑。

以下余談。
特殊相対性理論が発表されたのは、『ドン・キホーテ』前編が発表された1605年から
ちょうど300年目になりますね。
一般相対性理論が発表されたのは、特殊相対性理論の10年後、
『ドン・キホーテ』の後編が発表されたのは前編の10年後というのも奇妙な一致です。
なお、アインシュタインも『ドン・キホーテ』を愛読していたらしいです。


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世界ぐぐるん [宇宙]

GWですが、自宅療養中です。しくしく。
せっかくですので、Google Mapsで、世界旅行の気分を味わいましょう。笑。

Google Mapsは、現在、北米の一部地域以外は、解像度が低いので、
低い解像度(といっても,宇宙飛行士の肉眼ぐらいだと思う)で、
どこまで見えるか試してみました。

ナスカの地上絵はどうでしょうか。こんな感じです。
ナスカ付近の映像
幅1〜2メートルの線で書かれた絵を、探してみましたが、ちょっと見つかりませんでした。

万里の長城はどうでしょうか。こんな感じです。
万里の長城付近の映像

幅約10メートルの長城でも見つけるのは、やはり難しいですね。
宇宙、あるいは月から見える唯一の人工建造物と昔はいっていましたが。
中国の小学校国語教科書からも、この記述は消えるそうです。
なお、中国の都市部でしょうか、緑が少なく土色の部分が目立ち、少し心配です。

今回、いろいろ見ていて、美しいと思ったのは、アイスランドの自然です。
アイスランドの自然1
アイスランドの自然2
月並みな表現ですが、宝石のように美しいですね。


北米のぐぐり方 第2回 象徴する場所 [宇宙]

先日紹介したGoogle Maps
色々な場所を訪ねるのに、ハマっています。

米国を象徴する場所を幾つか紹介します。
(見えないブラウザもあります。ご免なさい。)

最初は、世界貿易センタービルの跡地です。
2つのビルの痛ましい跡が残っています。
世界貿易センタービルの跡地

次に、世界一巨大な建造物の一つ、
スペースシャトル組み立て棟

スペースシャトルは、ここで組み立てられ、
北東にある発射台(2つの内のどちらか)まで運ばれて、発射されます。
運ばれる様子は以下にあります。
http://sts-114.jaxa.jp/news/prep/rollout.html

北西には帰還する際の滑走路が見えます。
滑走路

5月15日にスペースシャトル「ディスカバリー」に乗って
宇宙を目指す野口さん。
無事に、還って来れることを、ささやかですが、祈っています。

最後にワイキキ ビーチ
Waikiki Beach

あぁ、泳ぎに行きたい。


北米のぐぐり方 [宇宙]

米のGoogleが、素晴らしい地図サービスを4月4日から始めました。
http://maps.google.com/

satelliteの文字をクリックすると衛星画像になるのが凄いです。
拡大したり、矢印やドラッグで簡単に移動ができます。

実例を見ると、
JFKからNYまでの道順なんかも調べれて便利です。
(車のナビの様ですね。これが無料なんて信じられない。)

地図を拡大して、衛星画像にして、道路に沿って進んでいくと、
その場を空から飛んでいるような気持ちになります。
衛星画像って素晴らしいですね。ひと昔前のSFの世界の様です。

いつの日か、もっと解像度があがり、
そして、ライブ映像になったらと思うとワクワクします。
(前に紹介したワームカムの様です。)

なお、本サービスは以下のブラウザでしか使用できません。。
(MacのIEは駄目なのが悔しい。)

* IE 5.5+ (Windows)
* Firefox 0.8+ (Windows, Mac, Linux)
* Safari 1.2.4+ (Mac)
* Netscape 7.1+ (Windows, Mac, Linux)
* Mozilla 1.4+ (Windows, Mac, Linux)
* Opera 7.5+ (Windows, Mac, Linux)

Googleのちょっと小ネタ
http://blog.so-net.ne.jp/papasoda/2005-03-30
へのトラックパッドでした。


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