静かに心を結びあうこと [misc]
昨日1月17日は、阪神大震災から10年目となる日だった。
朝起きるて、テレビをつけると、黙祷を捧げる人たちの姿が映っていた。
家は阪神からは遠く離れているが、それでも、
その日は、それ迄に感じたことの無いような揺れを感じた。
最初は、京都のお寺の屋根がどうとか、
怪我人が数人というようなニュースだったと思う。
時間が立つに連れ、信じられない様な被害が分かり始めた。
たなびく煙り、倒れた高速道路。
神戸に住む友人も被害に合っていた。
無事なことを知った時は、本当に嬉しかった。
しかし、多くの人たちが被害にあった。
10年という歳月、そして今も回復への努力が行われている。
新聞を開けると、
佐々木マキさんのイラストが目に飛び込んだ。
廃虚を逃げる人、火の手、空には土星。
そして、『地震のあとで』というタイトルと、
「村上春樹」という名前。
そこに書かれていたのは、
彼自身の、街とのコミットメントの回復作業。
作家として、一人の人間として、余震を感じること。
そして、「震動をひっそりと分かち合う」ために物語を書くことだった。
物語のように、
静かに心を結びあう為の(心的結託の)手段に、
ブログもなれたらと思う。
2005-01-18 15:11
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阪神大震災のときは、高校生だったときだなぁ。先生が大慌てで教室のテレビをつけに来たのを覚えてる。衝撃的な映像だった。
by (2005-01-19 21:12)