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天才たち [misc]

高校生の時、学校の図書館で、僕は『ピカソ美術館めぐり』(堀田善衛 他)という、
小冊子(とんぼの本)に出会った。

100頁ちょっとの小さな本だったけど、
そこにコンパクトに紹介されているピカソの作品郡と人生に、僕は衝撃を覚えた。
そこには僕が知らない世界が広がっていた。

大学四年生の時、僕はバルセロナに行って、この本に紹介してあった
ピカソ美術館に行った。
(記憶では、奥まった通りの邸宅の中が、
美術館になっていて、人に道を聞きながら、たどり着いた覚えがある。)

ここで見た『ラス・メニーナス』シリーズ58点は圧巻であった。
ベラスケスの『ラス・メニーナス』が、徹底して分析され、解体され、
抉り出された末、再び統合され、明るくシンプルに力強く、光の中に放たれていた。

量産する天才たちは、華がある。
北斎、ピカソ、モーツアルト。
次元としては違うかも知れないが、
僕の趣味からいうと、小さな天才たちとして、この系譜に、
北野武とプリンスを加えたい。

プリンスの、スーパー・ボウルのハーフ・ショーは楽しかった。
スタジアム全体が楽器の様に音楽を奏でていた。
(イラクに展開される兵隊たちへの慰問という意味もあるのだろうか?)
溢れる中近東テーストの音楽。スタジアムに降り注ぐ雨が紫の光に染まる中、
歌われるパープル・レイン。

北野武の新作も発表された。
『監督・ばんざい!』(6月公開)。こちらも楽しみである。
http://www.office-kitano.co.jp/banzai/


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